僕の歩く道

いつも何とも言い難い気持ちになりながら観て、鑑賞後はどこか清々しくもなっているこのドラマ。
昨夜の放送は特に考えてしまう内容だった。
自閉症の子供を受け入れられない父親。
拒絶、葛藤、逃亡、後悔…。
自分が同じ状況にならなければ理解出来ない…と言うか、安易に理解出来るとは口に出来ない。


輝明が結婚した都古の新居を訪ねて以来、物の乱れが気になったり、この動作でなければ納得が出来ず繰り返したりするような「こだわり」が強くなった。

これ、あたしも経験があるんです。
自閉症では無いですよ?けど…今迄の人生で1番どうにも出来ずに堕ちていたあの頃……こだわりが強くなっていたんです。
テレビのリモコンが気になって、丸いボタンの縁をを1つずつなぞらずにはいられない時があったんです。儀式の様に。


誰にも話した事は無かったけれど、自分でもおかしさには気付いていた。
思いつめている時ほどそれは強く表れ、自覚しているのに止められずにいた。
そして自己嫌悪、自己否定をするに至る。
浮上後、そのこだわりは全く無くなり、未だ再発したことは無い。


ストレスや神経質…と言うよりも、こだわりが強いと言う方がしっくりくるなぁ、と番組を観ながらこっそり思った。

実際あるんですよね。こういったことが。誰にでも。


大切な人達のサインに、一瞬でも早く気が付けますように。