神はサイコロを振らない

最終回でした。
きっちりとは観ていなかったけど、今期見続けたドラマはアンフェアとこの2つだけ。
初回を偶然見始めて・・・と言うか、やることさえその時まで知らなかったので、最初SFかと思ってドキドキし過ぎて観てた(笑)
光の中に消え行く旅客機を突然観たから、漂流教室みたいなのかと思ったんです。
一体どんな波瀾万丈な急展開が!?と思っていたのに、日々は穏やかに過ぎて行く。
いや、10年前に死んでしまったと思っていた友達や家族が突如現れ、また消えて行くかもしれないんだから全然穏やかでは無いんだけど・・・。バタバタしたドラマではなく、人と人との心の繋がりをメインにした温かいドラマでした。涙涙です。

突如年上になってしまった彼女、ヤス子(小林聡美)を変わらず愛した哲也(山本太朗)。。。不器用なこの2人も良かったけど、亜紀(ともさかりえ)と菊介(武田真治)の組み合わせがほんわかしていて、この2人でしか出来ない独特の雰囲気がとても可愛らしかったなぁ。
脇を固める俳優さん達も良い味だしていてグゥでしたが、柚子の娘の桃子ちゃんがしっかりし過ぎててナイスキャラで素敵でしたねー☆あの娘はイイ!


終わり方はかなりあっさりしていて・・・ハッピーエンドとは言えなくて・・・。
消え方も風と共に一瞬で・・・。
派手な演出も爆音も無く、静かに・・・・何も無かったかのように・・・。
でもそれがやけに現実感を増していたように感じた。
実際に有り得ないのに(とは断言出来ないけど)、変に作り話ぽくなってないから実際に起こった出来事のように感じられた。

悲しくて、悲しすぎるのに、何故か温かい。
一風変わった優しいお話でした。