人は慣れていく。
次第に薄れていく記憶と感情。
そして新たな方向へ。
それを成長と呼ぶのかしら?


消えない想いは昇華するの?


只の幻想だと飲み込んだつもりが、いつまでも内側で燻らせ続け、枷と成る。


四肢を拘束されている様な錯覚。
自由で在る筈なのに。


此の眼に見える鎖なら、幾らでも絡み、もがき、落ちて行くのにね。



夢現の戯言。